信託報酬が日々の投資リターンから差し引かれている事を以前書きました。
コストとして差し引かれるのですから、これはできるだけ低い方が望ましい値です。
日本では1.5%以上の信託報酬がザラですが、アメリカには極限まで信託報酬を抑えた投資信託運用会社があって人気を得ています。
それが「バンガード・インベストメント」社です。
バンガードではファンドがバンガードの株も保有することで「株主への利益還元」=「ファンド購入者にとっての利益」という関係を築いて信託報酬を安くしています。
バンガードの投信は日本でもマネックス・ビーンズ証券を通して購入できるのですが、アメリカと違ってバンガード直販ではないのでマネックス・ビーンズ証券に年間0.6%の口座管理手数料を支払う必要があります。
残念ながら元々のバンガードへの信託報酬が0.3%程度なのですが、マネックス・ビーンズ証券への0.6%をプラスすると0.9%くらいまで信託報酬が増えてしまいます。
マネックスに対して口座管理手数料をなんとかならないかという声が結構出ているはずですが、日本の商習慣?で販売会社が0.6%程度の手数料をいただくというのがあるので改善されてません。
惜しいです。
[バンガード・インベストメント・ジャパン]:http://www.vanguardjapan.co.jp/
[ファンドの海:バンガードが運用する投資信託の手数料はなぜ安いか]:http://theseaoffund.air-nifty.com/blog/2005/06/post_d016.html