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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

さわかみファンドのファンドマネージャと運用体制

一切広告を出さず(著書やテレビ、雑誌出演で広告代わりにしてるんでしょうけど)、口コミでファンド購入者を増やしてきたさわかみファンド

運用しているのはさわかみ投信社長の「澤上篤人」氏だと思っている人も多いのではないでしょうか?

ところが、 ファンドの海さんにあった記事によると澤上龍氏が現在のファンドマネージャとのこと。

ただ、自分が定期購読しているモーニングスター社のファンドインベスターという雑誌にあるファンドレポートでは

運用体制ファンドマネージャ制

運用担当者:澤上篤人

となっていました。(ちなみに運用経験年数は34.0年と他の運用担当者さんとは桁違い・・・)

なので、自分はファンド購入者向けレポートを読んでいてファンドマネージャが増えたんだなあ(複数ファンドマネージャ制への移行)という意識でいたのですが、改めてファンド購入者向けに出されているレポートを読むと澤上篤人氏の肩書きは最近では代表取締役社長となっていてファンドマネージャと書かれていません。

そして澤上龍氏がファンドマネージャと書かれています。

結局、ファンドマネージャは誰なのか考えててもわからないので直接聞いてみたら、澤上龍氏ご本人から丁寧な回答がありました。

まとめると

・毎週行われるリサーチミーティングでアナリストと議論して売買の構想を決める

・実際の株価/株数/タイミング/構成比などを考えて最終決断をするのは澤上篤人氏と澤上龍氏

・澤上龍氏と澤上篤人氏の二人で議論して答えを出す運用体制

澤上篤人氏は最高投資責任者という肩書きも持っている

・日々の発注はファンドマネージャの澤上龍氏が行っているが、休みの時等は熊谷幹樹氏が発注をしている。(発注権限があるのは澤上龍氏/澤上篤人氏/熊谷幹樹氏の3名)

という事でした。

どうやら、既に澤上龍氏も運用において大きな役割を果たしているようです。

そして、澤上篤人氏も引き続き運用に携わっているので澤上篤人氏の運用哲学に惹かれて購入した人も安心していいんじゃないでしょうか?

レポートを読むと澤上龍氏も同じ哲学で運用しているようですので、万が一澤上篤人氏に何かあっても運用方針がブレるという事はなさそうですね。

安心して長期間運用をおまかせできそうです。

そして、質問メールに丁寧に回答していただき、ありがとうございました。>澤上龍氏