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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

外資が嫌い?

郵政民営化法案に反対する人の中に、民営化すると郵貯外資系金融機関に売却されてしまうからダメだという人がいます。

更には郵政民営化はアメリカの陰謀で、ユダヤ勢力(ロックフェラー財団)が裏に絡んでいるという人もいます。

世界を裏で動かしていると言われるロックフェラー(アメリカ系)とロスチャイルド(イギリス系)について自分もちょっと勉強してみましたが、やっぱり外資の日本進出に問題があるとは思えません。

だって、日本は資本主義の国なんですから。(いくら、世界で最も成功した社会主義国家だと陰口を叩かれてもです)

外国資本が日本で儲けようと別段問題はないはずです。

トヨタソニーなど色々な日本企業が海外でバリバリ稼いでいるのに、海外の企業が日本で稼ぐのには反対というのはちょっとセコくないですか?

外資の金融機関は黒船に見えるかもしれませんが(確かにエグイ手は使います)、江戸時代末期の攘夷派と同じような事を21世紀になっても言っているとは。

新生銀行リップルウッドが儲けた事に噛み付いても、あおぞら銀行ソフトバンクが売り抜けたのにはそれほど批判がないのもおかしいでしょう。どっちもやってる事は一緒です。

新生銀行なんて株が上場されたのですから、IPOの時に株を買えば一般の人でも儲ける事はできました。

ライブドアのMSCBで儲けたリーマンブラザーズだって、あれはライブドアがバカな資金調達をしただけで、MSCBを請け負ったらああいう行動を取るのはセオリーです。

外資ってだけで鬼畜米英と言わんばかりの対応をするのはいかがなもんでしょう?