最近、マネックス資産設計ファンドをキーワードにこのブログを訪れる方が多いようです。
その中にはインデックス投資家の方も多いと思いますが、僕は個人的にインデックス投資を認めつつもアクティブ投資の比率の方が高いです。
なぜ僕がインデックス投資をしないでアクティブ投資を選択したかというとトータルインデックスよりもバリュー投資の方が期待リターンが高いからです。
僕が尊敬する投資家ウォーレン・バフェットはバリュー投資に成長株投資のエッセンスを加えて成功しています。
ただ、バフェットを尊敬すると同時に自分があそこまでの投資家にはなれないという限界も感じています。(僕もそこまで自分を高く評価してません)
なので、バークシャーハザウェイの株を買ったり、バフェットに近いバリュー投資をしているスーパー投資家に運用を託したいと考えています。(その相手として朝日Nvestグローバルバリュー株オープンがあるわけですが)
インデックス投資家の方はウォール街のランダムウォーカーやら敗者のゲームなんて本を読んでインデックスに長期的に勝ち続けるアクティブファンドは数少ないというのを学んでいて、だったらインデックスに投資するのがいいだろうと考えていると思います。
ただ、インデックスと言っても一口で語れないほど色々なインデックスがあります。
ここでは単純にバリューインデックスとグロースインデックス、そしてトータルインデックスの3者を比較してみることにします。
モルガンスタンレーのレポートによると1974年から2004年までのMSCIワールドインデックス(トータルインデックス)とMSCIワールド・バリュー・インデックス(バリューインデックス)とMSCIワールド・グロース・インデックス(グロースインデックス)を比較すると
1.MSCIワールド・バリュー・インデックス
2.MSCIワールドインデックス
3.MSCIワールド・グロース・インデックス
の順番だったと書かれています。
また、元々割安な株を選んでいるために「低いボラリティ」や「相場下落時の下落率が他よりも低い」といったメリットも兼ね備えています。
このように、バリュー投資にはトータルインデックスよりも優れた点があります。
朝日Nvestグローバルバリュー株オープンは確かにコストは高いですが、毎年コンスタントにMSCIコクサイインデックスを上回る成績を残しているのはそういった背景があるからだと思うのです。
そんな訳で、TOPIXやMSCIコクサイインデックスなどのトータルインデックスだけがインデックスじゃないですよという事を書いてみました。