読売新聞の山崎元氏の連載に個人向けの簡単なお金の運用方法について書かれていました。
(1)生活費の3か月分程度のお金を貯めて、普通預金に維持する
(2)これ以上のお金は、基本的に内外のETF(上場型投資信託)の組み合わせ(TOPIX連動型とMSCI−KOKUSAI(日本を除く先進国22か国の株価指数)連動型を4:6程度の比率で持つ)に「好きなだけ」投資する
(3)株式でリスクを取ることに気が進まないお金は、個人向け国債に投資する
(4)健康保険、国民年金、自動車保険(ドライバーの場合)には入る
(5)必要がある場合だけ、ネットの掛け捨て型死亡保障の生命保険(定期保険)に入る。これ以外には、医療保険も含めて生命保険は不要
(6)確定拠出年金は最大限使う。特に個人型の活用を見逃さない
(7)お金が必要な場合は、(2)の「投資」を躊躇(ちゅうちょ)なく部分的に取り崩す
ほぼ誰にでも使えるようにという事で、できるだけシンプルな考え方になっていて好感がもてます。
人によって生活防衛資金は2年分という考えの人もいますが、個人的には投資したお金も必要があれば躊躇なく使うというルールがあれば3ヶ月分でいいと思います。
株に投資したくないのであれば個人向け国債というのも順当なところ。
ポートフォリオ全体の損得勘定が感情的にできない投資初心者向けには中途半端に外債を持ってリスク分散するよりも個人向け国債+内外株ETFの方が相場下落時に耐えられると思います。(マイナスになりえるのはETFだけなので)