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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

日経ヴェリタスにカントンさんと澤上さんの対談が

新年最初の日経ヴェリタスに新春対談としてコムジェストのカントンさんとさわかみ投信の澤上さんの対談が見開き2面にわたって掲載されてました。

2人の投資哲学について語っています。

コムジェストの投資哲学については夏のかいたく投信のセミナーでも聞いてきましたが、こうやって活字で多くの人に知られるのは嬉しい事です。

ちなみにこの対談の中で澤上さんが次のように話しています。

私はいつも「おまえの行動は1つしかない。買い、買い、買いだ」とからかわれます。でも、こういう局面で買うために、新規の資金が必要です。買うためのお金をくれ、くれって(顧客に)触れ回っている

時間軸アセットアロケーションがうまく回っているなら高い時に株を売って現金をもっていたはずなんですよね。

でも、高いとは思わずサブプライムローンが問題視された初期の段階で買いに入ってしまったので現金を使い切ってしまい、後は新規資金をかき集めてつないでいる。

それじゃあ普通のフルインベストメントのファンドです。

コムジェスとは少数銘柄に集中投資しながらもインデックスに勝る成績を残している本物と言えると思いますが、さわかみファンドはいう事はいいのですが、さほど優れているわけでもなさそうです。

2009年の見通しについて二人とも今が買いという意見で一致しています。

カントンさんは世界経済は穏やかながらも上昇基調にもどるはず、年後半には25%程度の株価上昇を見込んでいるそうです。

夏のセミナーでも2008年の12月中旬くらいが底になると見ていると話しており、ほとんど考えは変わっていません。

澤上さんは今が絶好の買い場と言っていて、対談の前のページにある各社アナリストへの相場アンケートで日経平均は安値が9,000円(1月)、高値が19,000円(12月)と、他社のアナリストがだいたい7,000〜11,000円くらいのレンジで予想しているのとはぶっちぎりで違う相場感を持っています。

9,000円から19,000円ってことは111%の上昇率という事になりますので、いくらなんでもそこまではないと思うのですが・・・(毎年の超強気予想ですけれども)

競馬で言えば、井崎脩五郎氏のような、話を聞いていると楽しいし納得感があるけれども、あてにならない予想家と言ったところでしょうか。

日経平均予想なんてもともとあてにならないものなので、どうせなら毎年景気よく言ってくれた方が気持ちいいですけれどもね。