かいたくファンドの12月度運用レポートが公開されました。
口座開設者は前月比+25で567
積立利用者は前月比+10で359ですので63%の人が積立を利用しています。
基準価額は先月から-0.55%。純資産額は1億9,654万円と1,237万円増加しました。
ファンドのリスク(標準偏差)は11.37%です。
資産配分
CIFグローバルエクイティファンド 22.8%→19.8%
コムジェストエマージング 9.0%→8.1%
コムジェストヨーロッパ 7.0%→6.9%
TMA長期投資ファンド 10.7%(初)
現金同等物 61.2%→54.6%
12月に入って東京海上アセットマネジメントのTMA長期投資ファンドの組み入れを開始しています。
10.7%と思い切った組み入れによって国別の投資比率は
米国 21.2%
日本 19.9%
フランス 8.9%
イギリス 7.4%
スイス 5.3%
スウェーデン 4.3%
南アフリカ 3.5%
日本が大幅に増えてとエマージング国の比率が高めだった状況が変わってきました。
ただ、業種別の比率では安定した値動きをする
生活必需品 15.7%
ヘルスケア 15.1%
電気通信サービス 5.0%
公益事業 2.8%
が40%程と多めに組み入れられていて相場が荒れても値動きがあまりない構成になっています。
また、TMA長期投資ファンドを組み入れた事により組み入れ銘柄12位にウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイが入ってきました。(やった!)
12月のマーケット分析において過去に日本のエレクトロニクス会社の元会長の言葉として日本の上場企業は1年先の予想売上高と予想利益を求められるが、こんな事を求められるのは日本くらいで海外では四半期毎の予想開示がせいぜい。1年先の予想をできる経営者なんてそんなにいないので、この1年先の予想数字を元に株価が動く分、四半期毎の予想数字を元に動く海外市場より値動きが荒くなるというのが掲載されていました。
自分も仕事柄自分のチームの予算をつくりますが頑張っても半年以上先の予算なんて正直努力目標です。
四半期毎の予想数値というのは近視眼的になるというデメリットもありますが、株価が乱暴に動かないという意味ではメリットになりそうです。そう考えると日本がなぜ新興国並みの株価変動をするのか納得がいきます。もちろんその他の要素もありますが、1年先の予想数字を元に動く株式市場というのも重要な要素だと感じました。
最後に森本社長のコラムでかいたくファンドの設定来、TOPIXは-34.5%、NYダウが31.9%の下落に対してかいたくファンドは-24.6%で済んで大嵐からのダメージを最小限に抑える事ができたとあります。
たしかに、キャッシュポジションをうまく使って激動の2008年を見事に乗り切ったファンドだと思います。
2008円は守りの1年でしたが、TMA長期ファンドという新しい力を組み入れて2009年に吹くかもしれない追い風にも乗れるよう今年も期待しています。
追記
rennyさんのところでやっていたFund of the Year 2008でかいたくファンドが9位にランクインしました。
ベストテンで唯一のアクティブファンドです。
僕も2P分かいたくファンドに投票しましたが、この結果には満足しています。
なんか、このエントリーへのアクセス数がいつもより多いのはその効果ではないでしょうか?