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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

かいたく投信のセミナーに参加しました

かいたく投信が開催した「賢い投資家を目指す資産運用セミナー in 東京」に参加してきました。

かいたくファンドファンドマネージャー松本さんの話を30分程聞いて後の1時間は参加者からの質疑応答といった内容でした。

3月30日という年度末で仕事もかなり忙しい時期だったのですが、これは会場の都合もあったみたいで冒頭に松本さんがこんな時期にやるのはどうかと思ったんだけど、会場の都合でこの日になったと言ってました。

最近の相場について

・直近の上昇相場はショートカバーによるものまだ腰を据えた買いは入っていない

・今回の下げは値幅的には十分。エリオット波動的にも3段下げをしたようにも見える。ただ、期間が少し短いためもう一段の下げがあるかも

今後の相場観について

・90年代は日本株が不調でアメリカ株が好調、2000年代は日本もアメリカもほとんど同じ値動きだった

・2010年代は日本株に強気、アメリカ株に弱気という見方

・先進国の年金資金は2,500兆円。豊かな人が豊かな老後を迎えるために巨大な年金資金が投資を行っている限り今後も定期的にバブルは発生する

・(日本株を誰が買うのかという問いに対して)前回の上昇相場の時にアジアからの買いが意外に多かった。新興国のSWFなどが買いに入ると見ている

・日本はアジアの一国としての位置付けからも買われるのではないか(逆にアメリカやヨーロッパに弱気)

・日本の個人金融資産はあまりダメージを受けていないので、内需関連はそんなに悪くならないと見ている

ドルコスト平均法で積立をしていた場合のシミュレーション資料なんかもあって、スポット投資よりもドルコスト平均法を使った投資を薦めていたのが印象的でした。以前参加したセミナーでもそうでしたし、ファンドを買い付ける際にもタイミングを分散して購入したり、本当に保守的な運用をする人だなあと改めて思いました。

だからこそ、この下げ相場でも結構基準価額が粘っているんですよね。あまりガツガツしていない点が長期投資のペースとして心地よいです。

ある時急激に株の比率をあげるのではなくじんわりと株の比率を上げて行く。そんな運用をするんじゃないかと個人的に思います。

その他に新聞のスクラップについてや今後株のボラティリティはますます増えるのではないか?なんていう質問が出ていました。

今回は直前で仕事の都合がなんとか調整できたのもあって参加したので特に質問はしませんでしたが、次回セミナーに参加する時は質問も考えておこうと思います。

また、4月15日に「第一回「長期投資で成功する秘訣」講座」というセミナーが目黒で開催されます。

少人数でのディスカッション形式でのセミナーという事で定期的に行われれば取り組みとしては面白いと思います。

最近かいたく投信のセミナーが他の独立系投信と比較して少なく心配していたのですが、仕事の都合がつけば参加してみたいと思います。(以前やっていた「かいたく塾」は興味はあったのですが仕事で定例の会議がある日程と見事に被っていたので参加できなかったんですよね)