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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝

バフェットの伝記『スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝』を読み終えました。

上巻はまだバフェットがバークシャー・ハザウェイを完全に買収する前の段階の話で、バフェット家についてや、子供の頃のバフェット、大人になってパートナーシップを立ち上げて資産運用に乗り出す姿が書かれています。

あくまでも伝記なので、投資の勉強に直接役立つものではないですが、どういう子供時代を過ごしてどんな風に成功していったのかがよくわかります。

これまで、あまり書かれることのなかった子供時代や若年時代のバフェットについても詳しく書かれています。

投資だけではなく、ジャーナリストにも興味をもってオマハ・サン紙と協力してピュリツァー賞を受賞した話なんかはその後のワシントン・ポストへの投資をなぜ行ったかというところにもつながって興味深いです。

まだ、上巻ではチャールズ・マンガーは投資上のパートナーではあるものの、まだまだバフェットが個人で自分のパートナーシップを切り盛りしている段階。

いくつか名言も出てきますが、下巻でバークシャー・ハザウェイを完全支配してからが本当の意味で面白くなってくるんだろうなと感じました。

とりあえず、上巻はバフェット好きには勧められますが、そうじゃない人には退屈でしょうね。