独立系投信としてはひふみ投信が1月末に大幅にキャッシュポジションを増やしていましたが、楽知ん投信も日本株に弱気の見方をし始めました。
さわかみファンド、TMA長期投資ファンドを一部売却してキャッシュポジションに当てています。
2月のレポートが出ている独立系投信各社のレポートからキャッシュポジションと運用に関するコメントを拾い集めてみました。
らくちんファンド[楽知ん投信]:27.2%(1月末)→48.0%(2月末)
海外株ファンドは引き続き現金比率を高めて投資タイミングを見定めている
3月は日本株にとって決算月という特殊性のある月なのでじっくり次の運用方針を考える機会が出てきそう
ひふみ投信も先月に引き続きキャッシュポジションを引き上げています。
ひふみ投信[レオス・キャピタルワークス]:37.7%(1月末)→45.2%(2月末)
期待が厳しい現実に引き戻されつつある
守りつつ増やす為に現金比率を一旦高めている
浪花おふくろ投信は特に運用方針に変化はありませんが、ありがとう投信からは在庫調整が進んで来た気配があるので日本株が海外に先行して株価上昇の可能性が語られています。
浪花おふくろファンド[浪花おふくろ投信]:18.5%(1月末)→19.4%(2月末)
運用方針に変化無し
ありがとうファンド[ありがとう投信]:15.1%(1月末)→14.8%(2月末)
在庫調整の進展が見られるので日本株の意外高の可能性も考えている
各社のファンドマネージャーがそれぞれ違った相場観で運用していますので、キャッシュポジションに差が出て来ています。
今後ますます運用結果に差が出てきそうです。