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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

実は危険なエスカレーター

東京新聞のコラム「筆洗」の6月2日分によれば東京消防庁が運んだエスカレーターによるけが人は月平均で67人(うち半数が65歳以上)にもなるそうです。

六本木ヒルズの事故で自動回転ドアが危険だと一斉に叫ばれるようになりましたけれども、それ以前にも小さな事故はたびたび起きていた訳で、そういった意味ではエスカレーターという一般的に見られる機械でもこれだけの事故が起きているというのは問題かもしれません。

事故の起きるのはほとんどの場合最後の1段、エスカレーターを昇りきる時のようで、小銭を落とした人が拾おうとしてマフラーをエスカレーターに巻き込まれて意識不明になったりと危うく命を落としかける事故も起きています。

どうやら2000年にエスカレーターの最高速度が分速45mに引き上げられ、駅などの長いエスカレーターで高速化されたのが高齢者にとって負担になっているようです。関東と関西でエスカレーターのどちらを空ける?なんて話もありましたが、そもそもエスカレーターを駆け上がる行為についても高齢者から疑問の声があがっているとか。

自分も普段なにげなく使ってるエスカレーター、急いで降りる人が足を踏み外す事故が多いのかと思いきや、のぼりきる瞬間が一番事故が多いというのは意外でした。

バリアフリー法の制定で至る所で階段からエスカレーターへの切り替え工事が行われているだけに、事は厄介です。

[六本木ヒルズの男児死亡事故で、自動回転扉の安全性が問われた(東京新聞/筆洗より)]:http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20040602/col_____hissen__000.shtml