4月3日は「し・さん」と言う事で資産運用の日だそうです。
今年は4月1日にペイオフが解禁されましたし、資産運用への興味が今まで以上に高まった年なのだと思います。
1,000万円も預金がないから関係ないと思っている人もマンションの修繕積立金やら、勤務先の預金だとかそういう所から思わぬ影響が出て来るかもしれないのです。
銀行が破綻して、企業が預金してたのがいきなり1,000万円だけになったなんて事になったら連鎖倒産する企業が出ないとも限りません。(会社のお金の預金先を従業員が考える事は現実的に意味があまりありませんが、そういうリスクもあるということです)
ひょっとしたら退職金をもらって預金しておいた先の金融機関が破綻して1,000万円しか残らなかったなんて事になったら老後の生活設計を一から見直さないといけない事になってしまいます。
1,000万円持ってないからいいというのではなく、1,000万円持つ事になった時に正しく行動できるように、できるだけ早めに資産運用について勉強しておいた方がいいんだろうなあと思います。
資産運用といえば伝統的な投資先は「株式」と「債券」になります。
この二つは景気の波にのって上下動があるのが特徴です。そして、一般的に株と債券は異なる動きをすると言われています。
ただ、株や債券で価値が上下動を繰り返すのでは一時的にでも元本割れしてしまうという事で絶対リターンを目指すヘッジファンドなんてのも注目を集めています。
その他にも不動産や金などの商品、先進国以外の国への投資、非投資適格債券への投資など投資対象とする金融商品は多々あるのですが、金融機関の甘い言葉にのって自分がよく知らない商品に投資するのだけは避けるべきです。
よく、かならず儲かると言われたなんて馬鹿丸出しな理由で投資を行って詐欺に引っかかった被害者が団体訴訟を起こしたりしていますが、彼らも元々は他の被害者を見て世の中そんなに甘くないと思っていたのだと思います。
でも、自分に同じような状況が来た時に「自分だけは違う」というまるで根拠のない自信を持ったのか、つい営業マンの口車に乗ってしまったのかお金を出してしまうのです。
振り込め詐欺もそうですけど、自分の身に降り掛かってみると意外とだまされてしまうケースというのは多いようです。
まずは、元本の安全を確保するために日本国内の債券への投資でもいいと思います。
最初はリスクもリターンも少ない商品に投資して、徐々にリスクとリターンが高い商品の勉強もして投資先を増やしていく。
そんなゆったりした動きでいいんじゃないかなぁと。
資産運用といえば「株」に投資しないとダメと思っている人も多いと思いますけど、最初の一歩は確実性が高い「債券」でいいのです。
60歳で定年を迎えても今の平均寿命が85歳ですから、平均寿命まで生きるとしても25年も運用期間があります。
十分長期的で保守的な投資をするだけの時間的余裕がありますから。