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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

郵政民営化法案は最悪の結果に

昨日衆議院で可決された郵政民営化法案。

最悪の結果になってしまいました。

ちなみに僕の立場は郵政民営化賛成派です。

金融機関として見てみると店舗が多すぎて無駄すぎます。統合直後のみずほ銀行もかなり店舗が多かったですが、郵便局はその比ではありません。

国の借金がかさんで財政が立ち行かなくなるかもしれないという時、支出を抑えるのは当然の事であると思うから「民営化に賛成」です。

もちろん、郵便局だけ民営化すればいいという訳ではなくて政府には全体の方針だけ決めてもらい、民間にできることはできるだけ民間にやらせた方が効率がいいと思いますし。

街頭インタビューで「今のままでいい」と答える人がいますが、

!2 そりゃーコスト無視して便利にやってるんだから

今のままがいいのは当然です。

仮に、郵便局にかかっている税金を「郵便税」として別口で徴収することになったら皆さんどう思うでしょうか?やっぱり、無駄なコストはかけるべきじゃないと思うはずです。

道路とかもそうですけど、

!2 不景気になると国に向かって「仕事ちょーだい」って集ってくる資本主義国家の企業とは思えない既得権益

がこの国には多すぎます。

で、郵政民営化法案ですが5票差で可決という反対派が狙った通りの結果になりました。

既に、十分骨抜きにしてある法案なので反対派からしてみれば可決されたところで別に痛くもないわけです。

逆に否決しようものなら解散とバカ首相は言ってますから、衆議院が解散という事態にもなりかねません。自民党が2分するような事態での選挙というのは反対派も望んではいないでしょうから、ここは惜しくも可決というのが望ましい結果なのです。

そうしたら次の選挙で大バカ有権者は「郵政民営化にあそこまで反対してくれた先生をなんとしても再選させよう」と支持してくれるでしょう。

で、また郵政族議員は甘い汁を吸う。こういうシナリオです。

反対派議員の嬉しそうな顔を見ると5票差という絶妙な差でうまいことやったなという達成感が感じられます。

郵政民営化には賛成だから、個人的には否決されて衆院解散→練り直してより強力な民営化となれば一番良かったんですけどね。

結局民営化反対派の力が増した最悪の結果になってしまいました。