SGターゲットジャパンファンドの第十期運用報告書が昨日届きました。
このファンドは資産価値から見て割安で財務内容が健全かつ株主価値の増大を図る余力のある企業へ投資を行います。
2005年2月22日〜8月22日までで+9.1%のリターンを残しています。(TOPIXは+8.8%)
最近、不調だと思っていましたが6ヶ月スパンで見るとちゃんとインデックスに勝ってたんですね。
1万口当たりの費用を見ると
信託報酬が209円、売買委託手数料が29円、保管費用等が6円で合計244円でした。
これは期末基準価額24,637円の0.99%に相当します。
半年でこの費用ですから、年換算すると倍の約2%が運用コストとして差し引かれる計算になります。
また、回転売買率も0.86%と半年で86%の株が入れ替わった計算です。これも機動的にポジションを取るファンドの性格を考えれば仕方ありません。
主な買付銘柄は戸田建設、日本新薬、共同印刷など、売付銘柄はサンゲツ、オートバックスセブン、西濃運輸でした。
おっと、思ったのは銀行業から唯一、第四銀行を組み入れた事です。
新潟が地盤の現存する最古の銀行だそうです。
目のつけどころが違いますね。このファンドの組み入れ銘柄を見るとプロの仕事を感じます。
保有コストは高いですが、低いコストでも運用成績が伴わなければ意味がないのでこのファンドは引き続き買い増しを続ける予定です。