さわかみファンドの第六期運用報告書が届きました。
第六期は2004年8月23日〜2005年8月23日の間で成績は+16.5%でした。第五期の成績は+16.3%でしたから、引き続き好調な成績を残しています。
今年の6月17日には遂に純資産額が1,000億円を超えるメガファンドとなった「さわかみファンド」について運用報告書を元にまとめて行きたいと思います。
!4 徐々に下がる株式組み入れ率
さわかみファンドは安い時に買って、値上がりするのをじっと待つ「バイ・アンド・ホールド」戦略をとっています。そのため、相場が上り調子の時にはあえて株を買わずに新規資金を現金のまま保有することがあります。
上昇時にはこの現金が上値を抑える要因となり、逆に下落時には現金が基準価額の下ブレを抑えます。
相場下落時には90%程度あった株式組み入れ率ですが、2004年8月には86.1%、2005年8月には80.2%と徐々に下がっています。
信託報酬はこの現金部分にも1%、ちゃんとかかっていますのでもったいない気もするのですが、今のようなイケイケ相場でわざわざ株を買う必要もないでしょうから、仕方ないですね。
年に2〜3回はある暴落時にはドカンと株を買い増してくれてますし。
!4 新規顧客の流入
さわかみファンドの直販顧客数は54,262名となったそうですが、この1年間で11,917名も増えたそうです。約2割の増加ですね。
ペイオフ解禁や澤上篤人氏の積極的なセミナー活動などで長期投資仲間が増えたんでしょうね。
顧客全体の61%の人が定期定額積立でファンドを購入しているというのも運用する側からすると安心して長期投資に専念できますよね。
今年はメガファンドというブランドも手に入れたので更に増えそうです。
〜続く〜