前回、アセットアロケーションを考えずに日本株100%のポートフォリオを組んでも長期的にはリターンは年率+12%程度に落ち着くと書きました。
ただ、そこに落ち着くまでには年毎や四半期毎に暴れ馬のような市場につきあう必要があります。
特に、日本では市場の効率性が低いので上がり過ぎ、下がり過ぎという様に短期での市場のブレ幅が大きくなりがちです。
それでも、腰を据えてどっしりと市場に参加し続ければ良いのですが、せっかくなのでアセットアロケーションを少しは考えてブレ幅(リスク)を少なくしてみようと思っています。
という事で、色々な人が考えるアセットアロケーションの例を調べつつ紹介していこうという企画を始めてみました。
ただ、これから紹介するアセットアロケーションは万人向けのものであり、誰にでもぴったり合うものではありません。
第一回はユダヤ教の教典タルムードです。
ヴァンガードの創業者ボーグル氏の著書「インデックスファンドの時代」という本に14世紀も昔から資産配分の考え方は存在したとして挙げられていた考え方です。
!3 「富は常に3分法で保有すべし。すなわち1/3を土地に、1/3を商品に、残る1/3を現金で。」
単純に投資対象を3つに分けて均等に持つという考え方ですが、まさに分散投資の元祖とも言うべき配分です。
日本の財産三分法も不動産/株/現金を3分割するという考え方なのでこれと同じですね。
まさに昔からの王道と呼べるアセットアロケーションなのでしょう。