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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

コモディティファンドを比較してみる

最近、商品先物を対象とした投資信託が少しずつ設定されています。

自分は住友信託銀行が扱っている住信コモディティオープンを購入しているのですが、他のコモディティファンドと比較してどうなのか確認してみました。

比較対象はこちら

住信 コモディティ・オープン

 運用:住信アセットマネジメント 信託報酬:1.4175%

 特徴:DJ-AIG商品指数に連動するユーロ円債に投資

 ベンチマーク:DJ-AIG商品指数(円ヘッジベース)

 2005年10-12月 -5.35%(-4.80%)

 2006年1月    2.3%

 ※カッコ内はベンチマーク

野村 コモディティ投信(DJ-AIG商品指数)

 運用:野村アセットマネジマント 信託報酬:1.3125%

 特徴:DJ-AIG商品指数に連動する外貨建仕組債に投資

 ベンチマーク:DJ-AIG商品指数(円換算ベース)

 2005年10-12月  0.5%(0.0%)

 2006年1月    0.3%

 ※カッコ内はベンチマーク

ダイワ・コモディティインデックス・ファンド(愛称:ジム・ロジャーズ世界探検記)

 運用:大和アセットマネジメント 信託報酬:1.974%

 特徴:RICIコモディティ指数に連動する外貨建仕組債に投資

 ベンチマーク:ロジャーズ国際コモディティ指数(RICI)

 2005年10-12月  1.1%

 2006年1月    8.2%

比較してみると、住信も野村も同じDJ-AIGコモディティインデックスをベースにしているのにリターンが見事に違います。どちらもコモディティ指数に連動する仕組債へ投資しているのですが、住信がユーロ建に対して野村はドル建などの違いでもあったのでしょうか?

※追記:MRTさんからの書き込みがあったように、住信は円ヘッジ有り、野村は円ヘッジ無しという事のようです。

ベンチマークとの差では住信が-0.55%、野村が+0.5%と、インデックスファンドが3ヶ月でこれだけトラッキングエラーを出すのはどうだ?というレベルです。仕組債を使っているので仕方がないのかもしれませんが。

とりあえず、住信と野村のコモディティ投信は全く別の値動きをするという事はわかりました。