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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

高校の履修不足が問題になっていますが

全国の高校で必修教科を生徒に受けさせていなかった事が発覚した問題で安部首相は生徒への配慮を要望しているようですが、伊吹文部科学相は救済措置を拒否しました。

ヤフーのアンケートではこの問題について62%は生徒を救済しなくていいという結果になっていて救済すべきという考えは35%と少数派なようです。

僕個人の考えだと、他の学校の生徒は授業受けてきていたんだからここで救済してしまってはそれこそ不公平になってしまうので救済は不要だと思います。

とはいえ、当初70時間程度と言われていたのが盛岡の高校の特進コースでは世界史B、家庭基礎、情報A、芸術の4教科も対象になっていて50分の補修を350回も受講しないといけない有様です。

さすがにこれは救済してあげないと無理だなと思う反面、特進コースってのは必修科目をここまで削ってまで受験向けの勉強をさせてるのかと思うとセコさにあきれかえります。

先週自分が受けてきたセミナーでは最近の企業経営者には「徳」がない。論語とか勉強していないから生きていくために必要な「徳」がなく、結果として金儲けさえできればやり方はどうでもいいという人間が生まれると言っていました。

この問題もまさに同じで、受験に合格さえすればそれでOK。何やってもいいんだという思いが学校側にあったのではないでしょうか?

教える側がそんな調子じゃあまともな子供は育たないですよね。