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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

HOYAのIRサイトを見て驚いた事

今月号のフィナンシャルジャパンで澤上さんの連載記事?で登場した「HOYA」にちょっと興味を持ったのでIRサイトを見てみました。 HOYAのIRサイト にはFAQ/IR窓口という項目があり、投資家からよくある質問事項に対する回答が掲載されています。 そういったのはなかなか他の会社で見かけないので親切だなぁと思ったのも束の間、その質問内容にあきれました。 例えば・・・ 四季報にHOYAの配当予測が1株当たり150円〜165円と書いてあったのであわてて買ったら30円の配当だという。株主を馬鹿にしているのか。 とか 売上高や利益の予測を1月に出すのに、配当金額の予測をなぜ出さないのか。四季報等には配当の予測が書いてあるが、マスコミには教えるのか。 とか、挙げ句の果てには HOYAの株式担当者に電話で問い合わせをしたが、聞きたいことを教えてくれない。不親切だ。 という質問事項の回答にはこうありました。 本件についてですが、一般の方から次のようなご質問があると、当方は大変困ってしまいます: (1)売ったほうがいいか、または買ったほうがいいか。株価はこれから上がるか、下がるか。 (2)あんた(私ども担当者)から見て、今の株価は高いか、安いか。 (3)次の配当はいくらか。 (4)「分割をするとは聞いてなかった。聞いていればもっと買ったのに」 などです。 ・・・(絶句) 企業のIR担当者に対して売った方がいいか?買った方がいいかなんて聞くものじゃありません。「分割するなんて聞いてなかった、聞いていればもっと買っていたのに」とか、それじゃまるでインサイダー取引じゃないですか。(本当は分割しても株の価値は変わらないんですけどね) 大事なお金で株を買っているなら、配当金に対する質問なんかもちゃんと理解してから買うべきでしょう。(人のお金なので他人にどうこう言われたくないでしょうけど) Yahoo!掲示板を見ていても思うのですが、こういう個人投資家が増えていく限りまだまだ日本の市場は効率的ではなさそうです。