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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

大証が中国株や金価格ETFを上場にむけて準備

大証ETF上場基準を緩和して外国株や商品指数に連動するETFの上場を4月にも始めるそうです。

しかし、あれですね。

せっかく外国株価指数や商品指数などに連動するETFを上場できるようになるっていうのに最初に出てくるのは「中国株価指数」と「金価格」ですか・・・。

なぜ王道のMSCIコクサイインデックスなりDJ-AIGやゴールドマンサックスなどの商品指数で来ないんでしょう?

これはネット証券会社の対応でもそうです。世界の時価総額の半分を占めるアメリカ株の取り扱いをしている証券会社はわずかで中国株の扱いの方が多いのです。(マネックスもそうですね)

中国株などの新興国の方がこれからの成長が見込めますなんつって素人の欲目を惹けるからなんでしょうけど・・・

大証も今後はインドやベトナム株価指数なども上場していきたいと言っていますが、証券取引所がそういう考え方では困ります。

実は東証がアメリカ株やMSCIのインデックスなどの主要株価指数連動型ETFを準備しているから・・・なんて事だったらいいんですけどね。

そうそう、できれば(主要先進国の)外国債券指数に連動するETFが欲しいです。これなら、大証好みのマイナーだと思いますがどうでしょうか?(本当にマイナーすぎてダメ?)

ちなみに、この記事の見出しをGoogleニュースで新聞各社見比べると面白かったです。

東京新聞・・・金価格連動の投信を上場

朝日新聞・・・外国株価指数連動型上場も

読売新聞・・・金価格や中国株価指数の投信取引市場開設へ

北海道新聞・・・金価格連動の投信を取引

北海道新聞東京新聞にとっては外国株価指数連動ETFは見出しになるような重要事項じゃないんですね・・・

とりあえず、日本にも外国株価指数連動ETFの世界が開ける偉大な一歩になるといいなぁ。