昨年の2月にもコモディティファンドを比較するエントリーを書いたのですが、あれから色々なコモディティファンドが登場してきてすっかり様相が変わりました。
コモディティは株、債券、不動産(REIT)に次ぐ資産として認識されつつあると思いますが、実際の所資産配分の際にどの程度配分すればいいのか考えてみました。
資産配分の伝道師 内藤さんの資産設計塾の標準アセットアロケーションはこうなっています。
日本株 30%
日本債券 10%
外国株 20%
外国債券 20%
不動産 10%
コモディティ 5%
(理想のバランスファンド:SHINOBY'S WORLDより)
内藤さんはコモディティへの投資は5%程度と考えています。(この配分は1年当たりの損失を最大20%に抑える事を前提としたリスク10%の配分だけど)
その他の方の考えでもフィナンシャルジャパン誌の記事の中に商品先物指数はボラリティが高いので配分は5%程度で十分と書いてあったのがありました。
モーニングスターの記事でもインフレ対応ファンドの検討というレポートで商品先物指数はインフレヘッジとして効果的だがボラリティが高いので短期的にはヘッジにならないかもしれないが、結論としては株を中心にコモディティと不動産を一部組みいれることを推奨しています。
このように、基本的にコモディティへの投信は料理のスパイス程度の配分で良いというのが一般論のようです。
でも、実際にコモディティファンドの案内で紹介される分散投資効果のグラフは株、債券、商品に3等分で投資した際にこれだけ安定した成績になりましたよというものなのです。
実はもっとたくさん組み入れてもいいものなのか?
REITファンドよりも総じてコモディティインデックスファンドの方がコストが安い事もあり、調べてみたところ面白いレポートを見つけました。