Site.M from 新所沢

"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

アフリカに必要なのは農業改革

先月から定期購読を始めたForesightの今月のCOVER STORYが「アフリカはどうすれば「離陸」できるのか」という記事でした。

それによるとアフリカ経済は全く成長していない反面、人口は2倍になったため一人当たりGDPが1980年の1,000ドルから2002年には500ドルになってしまったそうです。

南北問題は既にアフリカ問題に集約されていたんですね。東アジア、東南アジアの開発について世界の流れでは既に開発の対象ではなく国際経済学の対象になっているとのこと。

農業革命が産業革命に先行するというのが経済史では常識とされていて、日本など先進国やアジア各国も過去に食糧穀物生産を近代化する事によって農業の生産性が上がる→農業に従事する労働力が少なくてすむようになる→他の新興産業に労働力を回せるといった流れで発展してきたそうです。

そんな背景があってアナン国連前事務総長が作ったアフリカ農業支援NPOビル・ゲイツの財団も協力するようになったのだと書いてありました。

アフリカの貧困対策には教育・衛生だけではなく将来的な展望から農業支援が必要なんだなぁと勉強になりました。