かいたく投信主催のコムジェストCEOのカントンさんとヨーロッパファンドのファンドマネージャーのコッセラさんのセミナーに行ってきました。
かいたくファンドが投資している欧州と新興国ファンドを担当しているのがこのコムジェストというフランスの独立系運用会社。(実際にはかいたくファンドはまだ欧州には投資していませんが)
ウォーレン・バフェットの投資手法「バフェット・ウェイ」を欧州や新興国で実践するというのが彼らの特徴。バフェット好きでB株ですけどバークシャーにも投資している僕としては見逃す訳にはいきません。
詳しくは週末にまとめますが、彼らの運用について簡単に説明するとこうなります。
コムジェストは最低でも10%の利益成長率を持つ世界中から厳選された30社ほどの企業への集中投資をします。
その結果、長期的に見ると10%以上のリターンを残すものと信じています。
前提としてバフェットの以下の言葉を引用します。
「株式市場は短期的には人気投票の場にほかなりません。しかし長期的には、企業の真の価値を測る計量器の役目を果たしてくれるのです」
長期的に見ると企業の株価は企業の利益成長率にそった株価の上昇が見込めます。
そこで、コムジェストのような長期投資ファンドは長期的に10%以上の利益成長が見込める企業を株価が割安なところで買い付けて、株価が割高になると売ります。
そうすると結果的には10%以上のリターンがついてくるというのが彼らの信条。
短期的にインデックスに勝とうが負けようが関係ないのです。
インデックス投資についてヨーロッパではどうですか?という質問に対して
インデックス投資は配当再投資を含むと長期的に9%程度のリターンが見込めます。
あなたが、長期的にそのリターンで満足できるのであればインデックスファンドに投資するのはいいことでしょう。
でも、我々は長期的に10%以上の利益成長率を持つ企業に投資します。
僕も、バフェットウェイ信奉者としてはコムジェストの意見に賛成です。
インデックス最強というわけではなく、インデックスに勝てるアクティブファンドもあるんだぞという強い意思を感じました。
まさに、バフェットウェイを実践している運用会社です。
バフェットの師匠であるグレアムの運用手法を継承している運用会社としてブランデスがありますが、コムジェストはバフェットの運用手法をちゃんと継承している本物だと感じました。
(カントンさんはまだバフェットに会った事はないそうですが)