インデックスファンド主流化の影に短期投資家の存在
Quickマネーライフのこちらの記事によると、日本株アクティブファンドが解約に押されて減少傾向にあるのとは対照的にインデックスファンドは資金の流入が続いているそうです。
インデックスファンドへの資金流入とETFの個人買い越し続く――日本株アクティブ運用ファンドは存在感低下
日本においては下落相場でインデックスファンド有利、上昇相場でアクティブファンド有利という傾向があるものの、
「値上がり益は市場指数平均並みで十分。期待に反して下落した場合、高めの運用コスト(信託報酬)を払ってまで株価指数以上に下落するのは避けたいし、株価指数に勝つファンドを事前に見つけ出すことは困難」――といった考え方が個人投資家の間に広まってきた可能性がある
と書かれています。
実際の所、僕もインデックス投資家の姿を思い浮かべるとそういう考えの方が思い浮かんできます。
ただ、顧客側から見たファンド売買回転率のデータを見るとインデックスファンドがアクティブファンドを一貫して上回っているのが現実だそうです。
値動きがわかりやすい日経平均インデックスファンドなどを使って短期値幅取りをしている投資家が相当数いるんでしょうね。
ネット証券で投信販売ランキングで上位に入っているノーロードインデックスファンドなんかはそういう人たちの買いでランクインしているのかも。
アメリカでもETFを使った短期売買が盛んでバンガードのボーグルさんが怒ってましたが、日本でもツールは違えど同じ様な事をしている人が多かったんですね。
短期売買なら日経平均オプション取引とかのほうが楽しそうなのに。
信用売りのできるETFも短期売買主体で普及していくのかもしれません。