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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

今週のヴェリタス記事:ファンドの海のイイノさん登場

今週号の日経ヴェリタス個人投資家七転び八起きにファンドの海のイーノさんが登場してました。

ファンドの海はブログになるまえのHPの時代から見続けているサイトなので1998年〜の話とかはサイトを見始めた最初の頃にそんな話を見た事があるなあと懐かしく思いながら読みました。

読者カフェでアナリストやエコノミストでこの人の見通しを聞きたいという読者アンケートで1位がリチャード・クー氏、2位がウォーレン・バフェット氏、3位が岡崎良介氏、4位が澤上篤人氏、5位が藤戸則弘氏。

バフェットは短期的な見通しを話さないからそんなに参考にならないだろうし、澤上さんに至っては万年強気だから改めて相場観を聞く必要なんてないと思うけどな・・・どうしても読みたい人は楽天証券に寄稿しているコラムはファンド購入者向けコラムの少し遅れた版だからそれを読めば十分だと思う。

外貨投資についての記事で長期的には購買力平価に収束するというのがまあそうだよなって感想。

企業物価ベースと輸出物価ベースの間で推移するらしいです。

現時点で円=ドルでは企業物価ベースの購買力平価が114円41銭、輸出物価ベースの購買力平価が77円48銭。

ざっくりとしたレンジで見るしかありませんが、この幅を超えるところまで相場が変わったら売り、買いのサインと見て良さそうです。

購買力平価こちらのサイトで確認できます。

長期的には為替は購買力平価でほぼ説明できるというのに為替ディーラーや為替アナリストに取り上げられる機会が少ないのは、彼らの仕事の対象は数週間から半年後の為替相場であり、長期的にというのでは仕事に役立たないというのも確かにそうだよなって納得。

ただ、個人投資家としては長期的にどうかって方が興味ある話だと思うのでそういう記事も欲しいよね。

外債ファンドの成績を比べてみるとインデックス型の方がアクティブより良かったという記事は僕もそう思います。

アクティブファンドも好きだけど、債券ファンドでインデックスに勝てるアクティブファンドは無いというが個人的な結論。

債券の場合は期待リターンがそんなに大きく無いなかで信託報酬の与える影響が相対的に大きくなるのでインデックスに勝つのは相当難しくなります。

超低コストな債券ファンドってたぶん登場しないだろうし、債券ファンドに関しては僕は一環してインデックスファンド派です。