楽天グローバル・バランス(安定型)・(成長型)・(積極型)
日経ヴェリタスに「楽天グローバル・バランス」の広告が出ていて初めて知ったのですが、楽天投信が楽天証券向けにバランス型FoFsをリリースするんですね。
投資ブログではfor the open societyで紹介されていましたが、旅行前で見逃してました。
販売用資料を見ると、ゴルフのクラブ選択になぞらえて飛距離重視の「積極型」、飛距離と方向性どちらも狙う「成長型」、飛距離は短くても着実に目標地点を狙う「安定型」という例えで表しています。
相場の状況を見ながらクラブを変えるようにファンドを乗り換えませんか?というのが売りのようです。
販売手数料:無料
信託報酬(税抜):1.13%
組み入れファンドを含めた実質信託報酬(税抜):
安定型1.48%±0.10%
成長型1.52%±0.10%
積極型1.56%±0.10%
決算:年一回
スイッチング:不可
環境に応じて乗り換えをすすめている割にスイッチング不可というのが・・・
組み入れファンドはいずれもインデックスに連動するETFです。
せっかく信託報酬の低いETFを利用するのに母艦となるファンドががっつり信託報酬を取っているので割安感は全くありません。
しかも、楽天株式ファンドのように相場に合わせてファンドの組み入れ比率を変えたりするわけでもなく、予め決められた比率でETFを組み入れるだけのファンドマネージメントで年率1.13%(税抜)を得ようというのですから。かなりのぼったくりファンドとしか言いようがありません。
以前、楽天投信は創設時の志を失ったという記事を書きましたが、本当に失ってしまったようです。
こうなると楽天株式ファンドは償還されてしまいそうですね。
あのグローバルETFオープンよりも高い信託報酬でしかもスイッチング不可という商品設計はひどいと思います。