マネックス証券がREITファンドの販売促進として【投信選び】REITファンドで毎月分配金を受け取るチャンス! というコンテンツを用意しています。
ラサール・グローバルREITファンド (毎月分配型)を2009年7月1日に100万円分購入したら、7月はどれくらいの分配金をもらえた?
→約18,400円(税引き前)もらえた計算になります。
という事で
税引き前で18,400円!
毎月同様の金額がもらえるとは限らないとはいえ、ちょっとしたおこづかいになるかもしれませんね。
とまとめています。
でも、こういう分配金=毎月のおこづかい的な売り方をするから分配金を金利と勘違いしちゃうんですよね。
(だから売れるというのが現実なんでしょうけど)
ちゃんと分配金が払われる前と後の総額についても説明をしないと分配金を金利と勘違いするミスリードになってしまいます。
(それが狙いなんでしょうけど)
分配金が出る前:
投信 1,000,000円
現金 0円
合計 1,000,000円
分配金が出た後:
投信 981,600円
現金 18,400円(税引き前分配金)
合計 1,000,000円
分配金が利益に相当するような場合だと分配金の18,400円に10%の税金がかかりますので
投信 981,600円
現金 16,560円(税引き後分配金)
合計 998,160円
という結果になります。
分配金が出なかったら100万円の価値があったものが18,400円の分配金を受け取る事によって最悪のケースでは998,160円に目減りしてしまうんです。税金がかからない場合でも同じ100万円のまま。
税金が入れば国や地方は嬉しいですが、わざわざ投信で運用をしようという人がそんなに納税に積極的だとも思えません。
販売会社は投信の投資分が減って分配金として払い出されているという事実をちゃんと伝える(理解してもらう)必要があると思うんですけどね。
もちろん、信託財産留保額という名前の実質解約手数料が必要なファンドもあるので人によっては解約をするよりも分配金で利益をもらいたいという人もいると思いますが、それはそれとして分配金=金利みたいなものという説明の仕方はフェアじゃないと思います。