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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

味彩せいじファンド

ミュージックセキュリティーズの新プロジェクト「旬を楽しむ会」の一号ファンド、「味彩せいじファンド」について日経ビジネスオンラインに記事が出ていました。 うまい魚が、食卓でなく、海に流れる(日経ビジネスオンライン)
「皆さん、『築地直送』と書いてあると、新鮮だって思うんですよね。でも、築地というのはあくまでも消費地市場で、水揚げしている生産地市場とは違います。魚は何よりも鮮度が命ですが、築地に魚が来るまでの間に、いくつもの取引があるわけです。その分、時間もコストもかかる」
今まで知らなかったのですが、築地に集まる魚ってのは新鮮な訳じゃないんですね。
今、店を開くなら、それら全部を揃えなきゃいけない。『産地直送で天然のものだけ』なんてことは、なかなかできません。『甘エビの同じ大きさのものを毎日同じだけ揃えて』と言われたら、1つの産地ではもうお手上げです。ちょっと考えれば分かるでしょ。だいたい魚なんて毎日何が獲れるか、揚がるまで分からないんですから」
そして、魚も「定量」「定質」「定価(低価格)」「定時」の4つが揃わないと大口流通に乗らないので漁師さんが厳しいという現実も初めて知りました。 そういえばもやしもんでも高級メロンは味じゃなくてツルの反りが美しさ、編み目の美しさ、規格の大きさの3つが条件って書いてありましたが、食の世界はそういうものなんですね。 スーパーで同じ大きさの魚が並んでいるのを普通に思ってましたが、確かに少し考えればその裏にはかなりの無理があるんだなぁ。
「下関のふぐ(ふく)」が、秋田県や北海道からも来ていることを。伊勢湾などからは特に多くのフグが船に乗って下関までやって来るという。下関の港へ船が着き、そこで荷を揚げれば、すべて「下関のふぐ」だ。何も知らずに名前だけでありがたがる消費者は、決して少なくないだろう。
こういうのも知らなかったです。 魚とかのブランドにはこだわりがないのであまり気にした事もありませんが。 料理人、卸、消費者が三位一体にというファンドのコンセプトは漁師町出身者として共感を覚えます。 コンセプトは好みだったんですが、店の場所が白金って事で僕には縁が無いなぁって投資するのは躊躇していたんですが少し考えてみます。