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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

かいたくファンド月次レポート(2009.12)

かいたくファンドの2009年12月度のレポートが公開されています。

かいたくファンド(モーニングスター)

純資産額:3億5,760万円

12月の騰落率:+5.7%

口座数:652(前月比+3)

組入ファンド比率:

 TMA長期投資ファンド 37.3%

 キャピタル 15.5%

 コムジェスト欧州 4.8%

 コムジェスト新興国 7.7%

 現金 34.7%

じっくりと新規資金をファンドに振り向けるという方針が続いています。

かいたくファンドの組み入れ上位銘柄:

1 テルモ

2 キーエンス

3 Roche

4 BERKSHERE HATHAWAY INC-CL A

5 花王

6 信越化学工業

7 NESTLE SA-REGISTERD

8 JOHNSON & JOHNSON

9 トヨタ自動車

10 シマノ

だいぶ日本株の比率が高まってきています。(38.1%)

上位組入銘柄にも日本企業が大半を占めるようになってきました。

ファンドマネージャーの毛呂さんのコメントから抜粋:

米国10年国債の市場利回りは、2008年末の2.20%程度の水準から2009年末には3.85%まで上 昇しており、これが2009年6月につけた約4.00%を上回ってくるのはもはや時間の問題であるように思われる。米国金融市場の長い歴史の中で4.00%の長期金利が低い水準であることは言を待たないが、金利の 上昇スピードとそれがどの水準で止まるかは市場の強い関心事であり、その動き次第で株式市場は一時的な、お こるとすればおそらくマイルドな調整をうけることもありえよう。

もしそういうことになると、昨年最もパフォーマンスの良かった新興国の株式市場も一時的な調整を見るかも しれない。一方、米国の経済指標の回復や米国金利の上昇は、ドル安の修正をもたらし、出遅れている日本株、 なかんずく世界の景気に敏感な日本株の株価回復を後押しすると期待される。

代表取締役の上原さんのコメントから抜粋:

2010 年の「かいたくファンド」は以上のような現状認識を踏まえて、このような環境下でも着実に業績 を上げている企業・産業・地域に徐々に投資を進めていきます。

我々はまだ今回の大きな構造調整が終了 しているとは思っていませんので様子を見ながら慎重に投資を進めます。特に短・中期的には割安な「ド ル」を借りて投資を行う「ドルキャリー取引」と呼ばれる投機が積み上がっておりリスクが高くなってい ますから、その主な投資対象であった「資源」・「新興国の株式」・「新興国の債券・通貨」には最大限に注意して選別の上投資していくつもりです。

2010年はまだ調整局面がありそうなので、じっくりと投資を進めていく方針に変わりはなさそうです。

キャッシュポジションも多めなのでマイルドな値動きを今年もしてくれそうです。(過去1年の標準偏差σは10.55)

長期で積み立てるにはこういう値動きの少ないファンドが望ましいと思います。

僕も引き続きファンド積み立てを継続していきます。

かいたく投信