今週の日経ヴェリタスの連載 澤上篤人「お先にゴメンネの長期投資」で澤上社長があと1〜2年で社長交代を考えている事が書かれていました。
2月1日の月例社内全体会議でこの発言がでたそうです。
既に後継候補は数人に絞り込んでいて、金庫に保管済。時々書き換えているそうです。
社長に必要なのは将来構想力。
また、さわかみファンドは将来20兆円ファンドを目指すという事も話されています。
基準価額を現在の4倍の50,000円に、口座保有者数を12万口座から200万口座へ。
壮大な計画ですが、預貯金に眠っている個人投資家を目覚めさせる流れを作っていくのがさわかみ投信。
日本人が日本株を卑下する風潮へのアンチテーゼになりたい
この考えには共感します。
やっぱり、日本で暮らすからには日本企業に頑張って日本そのものに元気になってもらいたいです。
また、ヴィレッジ構想についても書かれていました
ヴィレッジ構想については田舎は住みにくい、働きにくい、生きにくいと後ろ向きになるのではなく、どうせならを追求して「どうせ住むなら」「どうせ働くなら」「どうせ生きるなら」そんなモデルになる場を作ってお見せしましょうという事だそうです。
ヴィレッジ構想への批判については信託報酬は税込1.05%はアクティブファンドとしてはギリギリの設定、それだけの価値のあるリサーチ、運用をプライドを賭けてしている。
投信会社がギリギリまでコストを切り詰めてあげた利益から税金を払って残ったお金を溜め込まないで植林やヴェレッジに使っている。
という事でお金は増やすだけでなく、その後の使い方で人間性を問われるという事でかっこいいお金の使い方を自ら実践してみせるという方針にブレはありません。
確かにありがとう投信を先駆けに直販投信にファンド規模が大きくなったら信託報酬を下げるという投資家と投信会社がWin-Winの関係を築こうという流れがありますが、元祖直販投信のさわかみ投信は一歩違ったあゆみをしています。
個人的には信託報酬を下げてくれればありがたいけど、ヴィレッジ構想自体はいいんじゃない?っていうのがさわかみファンドを保有していた時の僕の考えでした。
それは今も変わってません。そもそも信託報酬1%で納得して買っているので儲かった分は変な使い方をしないで、本業に影響が出ないように別団体で行うあれば、それはそれでアリだと思います。別に御殿やテーマパークを作るわけではないですし。
ちなみに僕がさわかみファンドを売ったのは製造業中心で銘柄数300超と分散されすぎたポートフォリオが好みに合わなかったからです。