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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

STAMインデックスシリーズが信託報酬率引き下げ

住友信託アセットマネジメントが運用するSTAMインデックスシリーズの信託報酬率が7月30日から引き下げられることが発表されました。(リリースコラム:STAM インデックスシリーズの 信託報酬率引き下げ等について これはSTAMインデックスシリーズが合計280億円を突破したことにより、 1 受益者の皆様のさらなる利便性の向上 2 これから投資を始める皆様に対しても、インデックスファンドの認知度をさらに高め、資産形成 の一助としていただくこと を目的に信託報酬率の引き下げに踏み切ったということです。 純資産総額が増えたら信託報酬率を引き下げると明言している投資信託はありますが、既存の投資信託を純資産総額が増えたので信託報酬率を引き下げるというのは業界初の快挙ではないでしょうか? STAM 国内債券インデックス・オープン 0.44%→0.40% (-0.04%) STAM TOPIXインデックス・オープン 0.46%→0.45%(-0.01%) STAM J-REITインデックス・オープン 0.64%→0.50%(-0.14%) STAM グローバル債券インデックス・オープン 0.64%→0.55%(-0.09%) STAM グローバル株式インデックス・オープン 0.74%→0.60%(-0.14%) STAM グローバルREITインデックス・オープン 0.82%→0.65%(-0.17%) STAM 新興国債券インデックス・オープン 0.72%→0.60%(-0.12%) STAM 新興国株式インデックス・オープン 0.83→0.65%→(-0.18%) TOPIXのように0.01%とギリギリのところで下げてきたものから新興国株式の-0.18%!まで様々ですが、全て見回すと結構大きな値下げ幅です。 特に、海外投資系に関してはかなり他社商品と比べても見劣りしないレベルになりました。 個人的には最初にノーロードで低コストインデックスファンドという分野を開拓してくれたSTAMインデックスシリーズを応援しているので、今回のような信託報酬率引き下げは本当に嬉しいです。 これで、信託報酬率を引き下げたという前例ができるので、新商品が出た時でも流出を少しでも食い止める要因になるでしょうし、本当に長い間お付き合いできる投資家と運用会社がWin-Winの関係が築けるのではないかと思います。 バンガードのようなところまで尖ってはいませんが、日本のバンガードを目指せる偉大な一歩を踏み出したと言えると思います。 これを機に他のファンドでも規模が大きくなったら信託報酬率を引き下げるという動きが出てくるといいですね。 その前に設定後3年で大半が姿を消すという現状を変える必要もありますけど。 最後になりますが、住友信託アセットマネジメントの皆さん、今回の決定を心から感謝します! これからも無理のない範囲で(商売ですからしっかり儲けてください)規模が大きくなったら信託報酬率を下げていただけると嬉しいです。