今年の夏には公開されると言われているWindowsXPのサービスパック2(以下SP2)について、マイクロソフトはパーソナルファイアウォール機能がデフォルトでオンに変更されていたり、セキュリティについてかなりの強化を行っているのでマストアップデート(必須のアップデート)と言っています。
しかし、同時にマイクロソフトはSP2を適用することで既存のアプリケーションに障害が発生するかもしれないのでソフト開発者に速やかにテストを行うように呼びかけています。(おっかないことを平然と言ってのける企業ですな)
じゃあ、ユーザーはどうしたらいいかという事を考えると、今でさえマイクロソフトのWindowsUpdateという割とアップデートしやすい環境を持ったユーザがWindowsのアップデートを最新にしていないのに、SP2を当てた事による障害を回避するための個々のアプリケーション用のアップデートを当てられるか?という疑問が出てきます。
まず無理でしょう。
で、考えられるケースとしてSP2リリース後に大規模なウィルスが出た時にきっとマスコミやマイクロソフトはSP2やその他のマイクロソフトがリリースしたアップデータを最新の状態にするように報じるでしょう。
で、よく知らないユーザが真っ正直にアップデートした結果、使っているアプリケーションで不具合が生じるようになってしまう。で、ユーザはそれを解決する手段を見つける事ができずに困ってしまう。
と、こんな風になるんでしょうね。まあ、今でもその手の事は起きているので目新しい話じゃありませんが、今回はマイクロソフトが事前に問題が起きますよと宣言しているくらいなのでこれまでの比ではないくらい大規模な不具合が出てしまうのかもしれません。
一般的なユーザにとってはかなり負担のかかるアップデートになっちゃうんでしょうねえ。きっと。
[Windows XP SP2をめぐるQ&A??既存アプリへの影響は?(ITmedia)]:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/12/news006.html