先週水曜日ですが、マネックス証券とHSBCアセットマネジメントによるインド株と中国株のセミナーに参加して来ました。
2時間でインド株と中国株について説明するので、早足のセミナーでしたけれども両国とも投資対象としていいのではないかという感想を持ちました。我らが会長バフェット氏とジョージ・ソロス氏は揃って中国○、インド×というスタンスなのが気になりますが・・・。
!2 インドについて
・HSBCが運用しているルクセンブルグ籍のインドファンドは世界最大のもの。日本で販売しているのはそれの円建ての商品を新しく設計したもので、運用している人も方針も同じ
・インド株を外国人が直接市場から買う事ができるのは一部の機関投資家のみ。ADRではNYに上場している一部の株を買う事ができるが、あくまでも一部の株だけ
・ルクセンブルグ籍のファンドはインド政府から税金逃れをしているといちゃもんをつけられたが、最高裁まで争ってHSBCは勝訴した。このように裁判制度が国からきちんと独立している
・HSBCもインドにバックオフィス業務をアウトソースしている
・世界で最も英語を話す人が多い国 これが欧米諸国からアウトソースの仕事を受けやすい下地
・時差を利用してアメリカからアウトソースの仕事が多い 24時間開発を進められる
・パキスタンときな臭くなった時、アメリカ企業から戦争になったら仕事を引き上げると脅しがあった。その話がインドIT省に伝わり戦争を回避したという事があったらしい。
・カースト制度も生活には根強く残っているがアメリカ企業と取引をしていく中でそういった事を気にしている企業は少なくなってきている
・中国と違ってこれから国内のインフラが整備される段階
・インフラが整備されていないからインド国内で1年に腐るトマトの量はEU諸国で1年に消費する量に匹敵するらしい(もったいない・・・)
・PERから見ると今の株価に割高感はない
他のインド投信はファンドオブファンズ形式だったりするので、為替コストが2重にかかっているが、HSBCのファンドは円からルピーの1回だけ。
中国についてはまた今度・・・
[HSBCインドオープン(マネックス証券)]:http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/toshin/ichiran/kaigai_kabushiki.html#india