プロが考える個人向けのアセットアロケーションという意味でもう一人山崎 元氏の推奨ポートフォリオも紹介します。
[個人の簡易資産配分法]:http://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/Yamazaki/V_TOP_Yamazaki_02_08.html
投資についてかなり辛口な意見を述べる山崎氏がコラムの中で書いていた資産配分の考え方によれば、
1.許容できる年間損失額を決める
2.許容年間損失額の範囲内でリスク資産(株/外貨建て資産)への配分を決める
3.株および外貨建て資産への内訳を決める
という流れで資産配分を決めると良いとあります。
1,000万円持っている人が年間150万円まで損失を許容できるのであれば、
2.でリスク資産への配分を決める時にリスク資産が年間30%損失を出すと仮定
すると、リスク資産への投資は500万円に決まります。(500万円の30%=150万円)
3.で500万円をどのように配分するか決める事になります。
プロの場合は日本株7:外国株4:外国債券2の割合で投資しますが、山崎氏は個人で外貨建て資産に投資するのはコストがかかるので日本株2:外貨建て資産1を基準に好みで決めて良いといっています。
また、外国資産が嫌なら日本株だけでもいいとまで言っており、あんまり分散投資に積極的じゃないみたいです。(コストが高くなるからでしょうね)
サンプル(1,000万円を年間最大損失150万円で運用)ではこうなりました。
日本株 330万円
外国株 110万円
外国債 60万円
現預金 500万円