淵の森保全に向けて地権者との交渉を継続
昨日行われた淵の森での宮崎駿会長と東村山市長との直接会談で市側は改めて当初6,000万円という事で公有地化を決めたが1億3,000万円ではできないという事を強調、今後の地権者との交渉は保全連絡協議会に委ねる事になったようです。
市としては公有地化したいという意志はあるが、価格面での開きがありすぎてどうしようもできないのが現状という事なのですが、ちょっと事前調査が甘すぎますよね。
結局、淵の森を守る寄付を再開することで保全連絡協議会はなんとか公有地化に持って行く考えのようです。
会談の様子は新聞各紙にも掲載されています。
地権者交渉を継続 淵の森対岸保全(朝日新聞)
「トトロの森」公有地化難航 宮崎駿監督が地元市長に訴え(東京新聞)
実際に川の中に入って市長に保全を訴える宮崎会長の姿が印象的な読売新聞の記事
雑木林公有地化宮崎駿さん訴え 東村山市長と協議(読売新聞)
なお、自分はこの会談に参加できませんでしたが、実際に行ってこられた方のブログ記事に詳しい様子が書かれています。
東村山市長と宮崎会長の「淵の森会談」 (弱い文明)
こちらは東村山市議の薄井氏のブログ。
それでいいのか!淵の森(好きになろうよ!東村山)
こちらによると市長は「個人で買ってもらって寄付してもらうのが一番なんですが・・・」と信じられない発言をしていたそうです。(おいおい、それをいっちゃあ・・・)
宮崎会長からは
「まだ希望を捨てる段階ではないし、私は市とケンカする気もない。この緑が残ってくれればいい。そのためだったら全額出してもいい」
という発言もあったようですが宮崎会長は既に淵の森取得で3億円寄付していますし、今まで森のごみ拾いなどを積極的にやってこられた方ですので、これ以上金銭的な負担をかけさせたくないなというのが正直な気持ち。
この発言で東村山市側に甘えが出てもらっても困りますし。
何にせよ保全連絡協議会では今後も淵の森対岸の保全に向けて全力で頑張ってくれるようですので、僕も追加の寄付という形で力になりたいと思います。