MSCIワールドインデックスに連動するETFがNASDAQに上場したり、バンガードも同ETFを上場準備していたりと遂にこれ一本で先進国と新興国つまりは世界中に投資完了という感じになってきてますが、日本株+先進国株+新興国株の資産配分を考えたアセットアロケーションを組むのとどっちがいいんでしょうね?
手間を考えると1本で済むのがもちろんいいんでしょうけど、リスク/リターンの調整をするなら日本株+先進国+新興国くらいに分けていた方が資産配分を考え甲斐があるんだろうなあ。
これはインデックス重視派とアセットアロケーション重視派によって出る答えは違うんだろうけど。
(ちなみに僕はアセットアロケーション重視派)
ちょっと古い本になるのですが(1998年4月初版なので10年前ですね)、イボットソンさんが書いた
「グローバル・インベスティング?ビッグバン時代の国際分散投資戦略 」という本があって、その中に出てくる1990年の世界の金融資産を見ると
・不動産 48.4%
・債券 27.1%
・株式 18.9%
・現金 3.2%
・貴金属 2.7%
となっていて意外と株式市場ってのは小さいんだなと気づかされます。
セゾン投信は株:債券を1:1でファンドを構成しましたが、世界の市場規模に応じた配分をすると4:6で債券を多めにするのが良い事になりそうです。(2008年現在でどうなっているか資料がないのでわかりませんが)
個人的には国内株:国内債券:外国株:外国債券の配分を考えてリスクを調整するのが投資の王道だと思っているのでMSCIワールドまで行ってしまうと逆に使いづらいかな?と思ってます。
そういう意味でTOKにはもっと頑張って欲しいのと、新興国株のインデックスファンドが一般発売されるようになると嬉しいです。