『ブラックスワン』の上巻を読み終わりました。
この世の中にはわからないのにわかったふりをしている事柄が一杯なんですね。
『まぐれ』に続いて、なかなか衝撃的な本です。
人は起こった事柄について後づけで講釈したがるけれども、それは無理に理由をつけているだけで全然正しいとは限らないとかアナリストとかエコノミスト、マスコミに登場するコメンテーター(専門家)なんかをこき下ろしまくってます。
ちなみにブラックスワンと呼ばれる異常事態が発生した場合にはインデックス投資だろうがアクティブ投資だろうがどうせ結構なダメージを受ける事になるのですが、要はそのダメージに耐えられるかどうかでリカバリー相場に乗れるかどうかが変わってきますよね。
長期、分散、インデックス投資をしていれば大丈夫というよくわからない自信をもたず、例え一時的に半値になろうと投資を続けられる精神力があるか?
結局そこに行き着く気がしますね。
やっている事がいかに合理的であっても、人が許容できる以上のリスクが襲って来た場合には一番ダメージを受けた状態で退場してしまいますからね。
そういう意味でも今回の下落相場を体験した人は、自分の許容できるリスクを測る実践テストを積んだと考えられるでしょうね。