rennyさんの記事で知ったのですが、かいたく投信で大規模な人事異動がありました。
かいたく投信からのリリースはこちら。
変更があった人事は下記の通りです。
取締役:田辺 荘平(前審査部長)
ファンド・マネージャー:毛呂 由紀夫(新)
顧問:松本 邦昭(前取締役・ファンドマネージャー)
監査役:森本 新兒(前取締役)
監査役(社外):松下 律(新)
(追記)
監査役就任という事で森本さんのブログが閉鎖されましたね。
かいたく投信立ち上げからの軌跡がわかるいいブログだっただけに、過去ログだけでも残してもらえるとありがたいのですが、立場的に難しいのでしょうね。
(追記)
8月3日現在で森本さんのブログが見れるようになってました。
ひょっとして自分だけだった?
だとしたら騒いでしまって申し訳ありません。
創業社長で前取締役の森本さんが監査役へ、ファンドマネージャーだった松本さんが顧問へ、審査部長だった田辺さんが取締役へ、社外監査役としてインベスコなどでファンドマネージャーを経験している松下さんが新任。
新しいファンドマネージャーとして毛呂さんが着任。
毛呂さんは証券会社で20年間株式関係業務に携わった後にテンプルトン投資顧問、WPスチュワートジャパンの代表取締役を歴任された大ベテランです。
ファンドマネージャーは交代しましたが、運用体制としてはチーム運用制となるようです。これまでも投資政策委員会はありましたが実質松本さんが運用していましたので、運用哲学の継続性という意味ではより強化されたと見えますね。
これまで、松本さんに何かあったらかいたくファンドはどうなるんだろう?というバフェットのトラック問題に似た問題を抱えていましたが、これが1つの回答でしょう。
松本さんが顧問という一線を引いたような立場になったのが少し気になるところですが、8月21日(金)に行われる運用報告会には新ファンドマネージャーの毛呂さんと一緒に松本さんも参加しますので、どちらかというと運用に専念させるために取締役の職を解いたとも言えそうです。(セミナー情報はこちら)
体制が変わった事によりどんな影響があるのか注視したいと思いますが、失礼ながらわざわざ儲かっていない会社に転職してくるような新任のファンドマネージャーさんですから、かいたく投信の企業スピリットはしっかりと理解して運用してくれるものと思います。
また、経営陣にこれまでもいた社外取締役だけではなく社外監査役を呼ぶ等、ガバナンスも強化されましたね。
経営的には苦しいと思いますが、さわかみファンドも立ち上げ当初は澤上さんの自腹による増資、増資で乗り切っていた過去がありますからね。頑張ってくださいとしかいいようがないです。
運用報告会には出来る限り参加する予定です。