マネックス証券が販売している「アジア ファンド・オブ・ファンズ連動型投信(愛称:アジアフォーカス)」で運用会社の第一勧業アセットマネジメント(DKA)が昨年9月26日以降の基準価額を誤って発表していた事が発表されました。
このファンドは元となるファンドがまずあって、その値動きに連動するユーロ円債に投資する形態をとっているのですが、本来ユーロ円債の時価が基準価額になるところを誤って元ファンドの基準価額をそのまま発表してしまったそうです。
初歩的なミスといえばそうなのですが昨年9月27日からという事ですから約1年気づかなかったんですよね。
結果として基準価額を実際の額よりも高く発表していた事になり、このままでは投資家に損をさせたことになるという事でDKAは損失を補填することにしました。
まずはファンドそのものへの補填という事で現在の割り増しされた基準価額に純資産額が等しくなるよう約21億700万円をファンドに対して拠出。
そして公表基準価額より高く購入してしまった人に対しては差額をマネックスの口座へ払い戻すという2重の対応です。
自分もいくらか損失補填を受けることになりました。
ファンドに対して損失補填するのは当然としても、更に高く購入してしまった個人に対しても差額を補填してくれるってのはありがたいけどDKAさんも大変だねぇ。